
ガソリン税とは?
ガソリン税は、自動車に乗る人を対象に課せられるようになった税金です。
正式には、揮発油税 と地方揮発油税からなる道路特定財源のことです。
元々は揮発油税と地方揮発油税の本則税率だけでしたが、1974年から、道路整備五カ年計画の財源不足を解消するため、暫定的な措置として暫定税率が適用され、結果、本則税率に暫定税率が上乗せされたまま長年ガソリン税の負担を強いられている状態です。
ガソリン以外の燃料である軽油やLPGにもガソリン税と同様に燃料税が課せられています。
軽油は軽油引取税、LPGは石油ガス税としてガソリン代にプラスして徴収されています。
暫定税率について
ガソリン税には暫定税率が長年にわたり課せられていますが、本則税率+暫定税率にさらに消費税が課せられるという構造になっています。
ガソリン代にガソリン税が加算され、そこに5%の消費税を上乗せするというのは、二重課税であり大きな問題です。
ガソリン以外の燃料である軽油やLPGにも燃料税が課せられていますが、軽油の場合には二重課税にならないように、軽油引取税を引いた後に消費税が課税されています。
消費税増税により、さらにガソリン税への二重課税の負担が増えるということになります。
ガソリン税っていくら?
ガソリン税っていくらかかるものなんでしょうか?
ガソリン税は揮発油税 と地方揮発油税のことですが、揮発油税は1リットルあたり48.6円、地方揮発油税は5.2円なので合計53.8円、ガソリン代に上乗せされて課せられています。
このうち暫定税率は揮発油税24.3円、地方揮発油税0.8円で合計25.1円なので、この暫定税率がなくなればガソリン税の負担は約半分になるわけです。
燃料税としては他に軽油の場合は軽油引取税が32.1円、石油ガス税が17.5円かかっています。
